今回はAWSでデータベースのマネージド・サービスであるRDSを使った、Amazon Auroraを構築してみたいと思います。
Amazon Auroraとは
Amazonによって提供されているMySQL互換があるリレーショナルサービスです。MySQLと比較して最大で5倍のスループットが出るのが特徴です。
参考URL:https://aws.amazon.com/jp/rds/aurora/details/
構築環境/設定概要
- DB:Amazon Aurora
- スペック:db.t2.small
- VPC:デフォルトVPC
- アベイラビリティゾーン:特に指定しない
- データベースインスタンス識別子(コンソールで表示される名称):test-database
- データベース名:testdb
手順
1.左メニュー欄から[インスタンス]→[DBインスタンスの起動]をクリック。
2.データベースの選択画面が出るので、Amazon Auroraの[選択]をクリック。
3.インスタンスタイプは今回は検証目的なので、一番低い[db.t2.small]を選択。DBインスタンス識別子(AWSコンソールで表示される名称のこと)は、[test-database]とします。ユーザ名は、[testuser]とし、パスワードは任意に設定(8文字以上にしないと設定できません)します。それぞれ入力後、[次のステップ]をクリックします。
4.VPCは[デフォルトVPC]を選択します。セキュリティグループは[新しいセキュリティグループ作成]を選択します。DBに繋ぐための設定に必要な定義を自動で作ってくれます。もちろん事前にセキュリティグループを作成していればそっちを使ってもOKです。Auroraに繋ぐためにセキュリティグループで必要な設定は、inputでtcp3306番が許可されていることです。
5.バックアップ設定とかは今回はデフォルトのままとして、[DBインスタンスの作成]をクリックします。
6.DBインスタンスの作成が開始されます。EC2インスタントとは違い作成に10分くらいかかります。
7.作成完了すると[ステータス]のところが「利用可能」になります。これで作成は完了です。
Auroraへログイン
1.エンドポイントをコピーします。
2.mysqlコマンドでログインします。ユーザとパスワードは作成時に設定したものです。接続先は先程コピーしたエンドポイントを貼り付けます。
mysql -u testuser -p -h test-database***********.rds.amazonaws.com Enter password: Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g. Your MySQL connection id is 75 Server version: 5.6.10 MySQL Community Server (GPL) Copyright (c) 2000, 2017, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its affiliates. Other names may be trademarks of their respective owners. Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement. mysql>
さいごに
今回はRDSでのAmazon Auroraの構築方法について書きました。RDSはDB立てるの楽でいいですね。