Google Cloud Platform(GCP)をご存知でしょうか?日本ではパブリッククラウドといえば、AWSまたはAzureを多く耳にしますが、GCPはGoogleによって提供されているクラウドサービスです。今回は、GCPにおいて仮想サーバの構築をしてみたいと思います。
構築環境
- OS:CentOS7.3
- マシンタイプ:f1-micro(vCPU x 1、メモリ 0.6 GB)
- ゾーン:asia-northeast1-c
ゾーンは、asia-northeast1-a, asia-northeast1-b, asia-northeast1-cが日本リージョン(asia-northeastで始まるもの)になります。その他のリージョンはGCP公式ドキュメントに記載されています。
手順
1.左メニュー欄から[Compute Engine]をクリックします。
2.左メニュー欄から[VM インスタンス]を選択し、[作成]をクリックします。
3.インスタンスの作成画面が表示されます。ここでは名前、ゾーン、マシンタイプ、ブートディスクの選択をします。今回は、構築環境に示した内容を選択しています。
因みに、インスタンスの名前は、大文字を使うことができないので、注意してください。
4.画面下の、[作成]をクリックします。
5.インスタンスが作成されるまで、待機します。作成はAWSよりも早くあっという間です。
6.作成が完了すると、名前の左のところが緑色のチェックが入ります。そして、自動的に内部IPと外部IPが割り当てられます。両方ともIPv4のアドレスになります。
これで仮想サーバの構築は完了です。
仮想サーバへログイン
構築した仮想サーバへのログインはGCPではブラウザからログインすることが可能です。Teratermとか使わなくてもログインできるのは便利ですね。
1.接続のところの[SSH]をクリックします。
2.「接続しています」と表示されますので待機します。
3.コンソールが表示され、仮想サーバに接続されれていることが確認できます。
さいごに
筆者は普段はAWSを使っているのですが、GCPもいいですね。特にインスタンスの構築がとても早く、ブラウザからログインできる点は、AWSよりとても便利だと思います。