[AWS]WorkSpacesで仮想デスクトップを構築

今回はWorkSpacesで仮想デスクトップ環境を構築してみたいと思います。

WorkSpacesとは

WorkSpacesとはAWS社によって提供されるDaaSサービスで、仮想デスクトップ環境を簡単に構築できます。OSはWindows7/10があり、Microsoft Ofiice 2010/2016がインストールされた状態での利用も可能です。

流れ

1.Simple ADを構築
2.WorkSpacesを構築(Windows 7/日本語版)
3.WorkSpacesクライアントのダウンロード/設定
4.仮想デスクトップへログイン

手順

Simple ADを構築

1.WorkSpacesの左メニュー欄から[Directories]を選択し、[Set up Directory]を選択します。

2.[Simple ADの作成]を選択します。

3.赤字で囲ってある箇所を入力します。組織名は、一意制約があるので、他のAWSアカウントで使われている名前では登録ができません。

4.続いてVPCとサブネットを選択します。その後、[次のステップ]を選択します。ここで選択したサブネット上にADが構築されます。

5.確認画面になるので、画面下の[Simple ADの作成]を選択します。

6.Statusが[Active]になると作成完了です。

WorkSpacesを構築(Windows 7/日本語版)

続いてWorkSpacesの構築をしていきます。

1.左メニュー欄から[WorkSpaces]を選択し、[Launch WorkSpaces]を選択します。

2.先程、作成をしたSimple ADを選択します。その後、[Next Step]を選択します。

3.Identify Usersではログインする際のユーザ名とユーザ名称、メールアドレスを入力します。メールアドレスは、WorkSpacesに接続する際に必要なID情報が送付されますので、必ず受信可能なメールアドレスを設定して下さい。各情報を入力後、[Create Users]を選択します。これでユーザが作成されます。

4. WorkSpaceのところに先程、入力したユーザ情報が表示されることを確認し、[Next Step]を選択します。

5.続いて利用するOSを選択します。ここでは、[Standard with Windows 7]を選択します。
OSの言語設定はLanguageから[Japanese(日本語)]を選択します。それぞれ選択後、画面下の、[Next Step]を選択します。

6.続いてRunnin modeの設定をします。それぞれ以下の通りとなっています。

  • AlwaysOn・・・OSを起動した状態のままにします。
  • AutoStop・・・選択した(AutoStop Time)時間を経過してもログインされない場合は自動的にOSシャットダウンします。従量課金での利用の場合は課金がされないのでお得です。

7.Encriptionでは、OSのディスクドライブの暗号化の設定をします。
Encription Keyは事前に作成しておいたものを選択します。設定後、[Next Step]を選択します。

8.確認画面が表示されますので、画面下の[Launch WorkSpaces]を選択します。
これで構築に必要な設定が完了し、仮想デスクトップの構築が開始されます。

9.緑枠で囲ってある通り、構築完了して利用できるようになるまで、20分くらい掛かるので待機します。

10.Statusが[AVAILABLE]になると構築完了となります。

11.ユーザ作成時に入力したメールアドレス宛にもメールが届いていますので、赤枠で囲ったリンクからログインパスワードの設定&WorkSpacesクライアントをダウンロードします。

12.パスワードを入力し、[ユーザーの更新]を選択すると設定完了となります。

WorkSpacesクライアントのダウンロード/インストール

1.パスワード設定後、WorkSpacesクライアントのダウンロードリンクに飛びますので、それぞれ、利用している端末でダウンロードします。筆者はMacを使っているので、MacOS X版のインストールパッケージをダウンロードします。

2.ダンロードしたインストールパッケージを開き、イントールをしていきます。[続ける]を選択します。

3.インストール先の選択になります。特に指定する必要はないかと思いますので、[続ける]を選択します。

4.[インストール]を選択します。

5.[閉じる]を選択します。これでインストール完了となります。

仮想デスクトップへログイン

1.WorkSpacesクライアントを開きます。送られてきたメールに登録コードが記載されているので、それを入力し、[Register]を選択します。

2.ユーザ名とパスワードを入力し、[Sign In]を選択します。これで仮想デスクトップにログインされます。

3.WorkSpacesの仮想デスクトップの画面です。

以上です。