EBSボリュームの容量を増やす方法について書きたいと思います。Mangaed consoleからEBSボリューム容量を簡単に増やすことができますが、その後OSレベルでの、ディスク容量が増えたことを認識させる手順が必要になります。ということで早速やってみましょう。
流れ
- EBSボリューム容量を増やす
- AmazonLinux上のディスク容量を増やす
手順
EBSボリューム容量を増やす
1.左メニュー欄から[ボリューム]から、EBSボリュームを選択し、[アクション]→[ボリュームの変更]の順に選択します。
2.サイズを任意の大きさに変更します。今回は8GB→20GBにサイズ拡張します。
サイズ変更後、[変更]をクリックします。
3.変更してもよろしいですか?と聞かれるので、[はい]をクリックします。
4.[閉じる]をクリックします。これでボリュームの変更が開始されます。
5.[in-use -optimizing]となり、サイズ拡張が開始されますので、[in-use -conmpleted]になるとサイズ拡張を完了したことになります。
これでEBSボリュームのサイズ拡張は完了となります。続いてOSレベルでのディスク容量の拡張の設定をしていきます。
AmazonLinux上のディスク容量を増やす
ディスク容量の拡張をする前の確認
20GBとしてマウントされてますが、ディスク領域が8GBのままとなってますので、これを拡張します。
[ec2-user@ip-10-31-200-249 ~]$ lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 20G 0 disk └─xvda1 202:1 0 8G 0 part /
[ec2-user@ip-10-31-200-249 ~]$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on devtmpfs 488M 56K 488M 1% /dev tmpfs 497M 0 497M 0% /dev/shm /dev/xvda1 7.8G 1.1G 6.7G 14% /
拡張手順
OS起動時にディスク領域がresizeされるので、OSをrebootします。
[ec2-user@ip-10-31-200-249 ~]$ sudo reboot [ec2-user@ip-10-31-200-249 ~]$ Broadcast message from ec2-user@ip-10-31-200-249 (/dev/pts/1) at 4:55 ... The system is going down for reboot NOW!
OSのreboot後、再びdfコマンドでディスク領域を確認してみます。
[ec2-user@ip-10-31-200-249 ~]$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on devtmpfs 488M 56K 488M 1% /dev tmpfs 497M 0 497M 0% /dev/shm /dev/xvda1 20G 1.1G 19G 6% /
↑ディスク領域が20GBに拡張できていることを確認できるかと思います。
(補足)OSをrebootせずに、resize2fsコマンドでディスク拡張を試みると以下のようにエラーとなります。
[ec2-user@ip-10-31-200-249 ~]$ sudo resize2fs /dev/xvda resize2fs 1.42.12 (29-Aug-2014) resize2fs: Device or resource busy while trying to open /dev/xvda Couldn't find valid filesystem superblock.
以上